三重県津市で伊勢木綿を織り続ける織屋ー臼井織布

お知らせ

2019.07.10
伊勢木綿を大胆に使ったメンズコレクションをNYで展開しているブランドがあるのをご存知でしょうか? その名も「HIROMI ASAI」。デザイナーは日本人女性で、「着物を作る伝統技術を世界へ次世代へ」というコンセプトを掲げて世界で挑戦しています。 HIROMI ASAIといえば、2016年に世界4大コレクションで初の着物ランウェイショーを実現しました。 HIROMI ASAI 2019年春夏のテーマはEden(エデン)。 日本のカルチャーを紹介するサイト「Japaaan」によると、Edenコレクションは以下のように紹介されています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ カジュアルなスタイルで着物を楽しんでいる人にはおなじみの伊勢木綿。三重県の伝統工芸品です。伊勢木綿は350年以上の歴史を誇る伝統的な木綿地ですが、現在では作り手が一社のみで、臼井織布で今も100年前の織機を使い織られています。 今回のコレクションでは、汗を良く吸収し、手洗いで洗えば洗うほど柔らかい風合いが楽しめるという伊勢木綿の特徴を活かした、機能的で快適なアイテムを制作。デザインは古典的な格子柄や縞柄をモダンテイストに解釈し、スタイリッシュな雰囲気を演出しています。なお、縫製は”日本製”にこだわり制作されているそうです。 HIROMI ASAI の2019年春夏コレクションは、2018年6月12日からイタリア・フィレンツェで開催される世界最大のメンズウェア博覧会「ピッティ・ウオモ」で発表されます。後にニューヨーク、ラスベガスにも出展するとのこと。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ シャツやジャケットは、伊勢木綿の特徴である格子柄を生かしてあります。 一見、よくあるチェックのように見えますが、古くからの伝統の格式を感じられますね。かといって素材は柔らかいため見た印象も硬くなりすぎないのが、伊勢木綿のすごいところ。格子の種類によって印象が変わるのもまた魅力です。 デザイナーの浅井さんによると 「現在はニューヨークSoHoのフライング・ソロにて常時販売中。もちろん、すべて着物生地を用いたコレクションです」とのこと。 世界に、日本の伊勢木綿がどう評価されるのか、楽しみですね。        
2019.07.04
7月6日から、三重県総合博物館(通称:MIEMU)でジブリのアニメイタ―・近藤喜文展が開かれます。 高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられた近藤さんの代表作は、「耳をすませば」。展示では、原画やイメージボード、スケッチ等多数展示しています。 実は、ジブリと伊勢木綿にもつながりがあることを知っていますか? あの「となりのトトロ」に出てくるキャラクター「まっくろくろすけ」模様の伊勢木綿手ぬぐいを作っているんですよ。 三鷹の森ジブリ美術館で大好評販売中。サイト内でも、以下のように紹介していただいています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 伝統ある伊勢木綿のやわらかな素材に、古くから京都に伝わる絞り染めの技術が施されたものです。 この手ぬぐいは、京都の和装ブランドSOU・SOU(そう・そう)とジブリ美術館とのコラボレーションにより生まれました。 ひらりと風になびく手軽さのなかに込められた、しなやかで確かな技を追いました。 そしてもうひとつは、美術館オリジナルのテキスタイルデザイン「ジブリの森」です。 こちらはSOU・SOUのデザイナー脇阪克二さんが美術館のまわりの森をイメージして描いてくださったもの。 全て生地は伊勢木綿を使用していますので、使えば使うほど柔らかくなり、手放せない程気持ちの良い肌触りになってゆきま す。折り目やシワもつきにくく、日常使いに最適です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 伊勢木綿は、通常は、染めた糸を織り合わせて格子や縞模様を作りますが、この手ぬぐいは真っ白な糸で織った布に、絞りで模様を描きました。 こんな表現もできるなんて、伊勢木綿の可能性に驚くばかりです。   伊勢木綿は、繰り返し使うほどやわらかく使い心地がよくなるというプロダクトです。 ジブリ映画も、繰り返し観てもおもしろく、またノスタルジーを感じるものですよね。 長年愛されてきたふたつの魅力が合わさった手ぬぐい。 ぜひとも手に取ってみてください。  
2019.06.27
伊勢木綿に興味はあるのだけど、工場がある三重に行くのは遠い・・・ そんな関東方面の方に、嬉しいお知らせです。 現在、東京・西荻窪セレクトショップで、伊勢木綿の展示会が開かれています。 場所は、 galerie non というすてきな空間。日常生活の中にとけ込む“芸”をコンセプトにアートブック、 CD 、雑貨、若手美術家の作品などを販売。天然素材にこだわったオリジナルのレディス&メンズウエアも展開しています。 展示会のテーマは「臼井織布の仕事展 日本の布のある暮らし vol.7 」としまして、伊勢木綿を使ったシャツなどのオリジナル製品を展示販売しています。 伊勢木綿の極上のやわらかさはそのままに、着物や反物とは違ったモダンな魅力に触れられる機会となります。   galerie non さんとの付き合いはもう何年になるでしょう。伊勢木綿を単なる材料としてでなく、工場の現状や伝統歴史を汲み取って紹介してくださっています。 今回の展示会では「この大切に作られた布はまだ寿命を終えていません。今のプロダクトメイドが失ってしまったものを思えば、その温もりは年々貴重になっています」と紹介してくださっています。   そろそろ梅雨も明けそうな兆しが出てきました。ちょっとお出かけ、そして、夏の準備として、西荻窪へ足を運んでみてください。   galerie non  インスタグラム nishiogi_non   galerie non  ツイッター galerie_non
2019.06.19
日本で、いや、世界で唯一「伊勢木綿」を作り続けている臼井織布。この工場の見学が、最近ブームになっています。この春には外国人向けテストツアーをやりましたが、趣のある建物や100年以上働いてきた現役の織り機、そして、実際に手にした伊勢木綿の柔らかさに感動する方が多かったです。 伊勢木綿の反物(着物の材料)は臼井織布で見ることができます。常時150~200種類は取り揃えてあり、その中からお気に入りを見つけるのが楽しい。 臼井織布から徒歩5分のところには、老舗着物屋「オカモトヤ」があり、そこでは伊勢木綿の着物をレンタルすることができます。 男性用の着物もあるので、カップルでも楽しめますよ。 見るだけと着てみるのは大違い。カラフルでかわいいだけじゃない、着心地の良さに驚くでしょう。伝統の技に包まれてみてください。 そして、ただ着物を着るだけではもったいない!さらに5分ほど歩いたところにある真宗高田派の寺「高田本山・専修寺」へ移動し、撮影タイムも人気でした。 真宗高田派は鎌倉時代に親鸞聖人が確立させた仏教の一派で、津市の一身田には江戸時代後期に総本山が建てられました。当時の職人技が光る、とにかく大きい建物で、圧倒されます。2016年には、御影堂など2つの建物が国宝に認定されたほどです。 寺の周囲の寺内町(城下町のようなもの)として、また、江戸から伊勢への遊山「伊勢参り」の中継地点として栄えた歴史あるまちです。 開発されていないので、まんじゅうやや食堂など当時の雰囲気が残っています。ノスタルジーに浸れるまちですが、さらに「人がいない」ことも一つの魅力(笑)インスタ映え写真を撮るには絶好の機会ですよ。  
2019.06.14
現在、日本で唯一伊勢木綿を作っている「臼井織布」では、100年以上前に導入した織り機40台が、現役で活躍しています。 織り機は、豊田佐吉さんが考案した豊田式力織機のY型です。 トヨタと言えば、現在は自動車メーカーとして有名ですが、設立当初は織機メーカーだったことはご存知でしょうか? 織機の中でもいくつか種類があり、一番有名なのは大正時代のG型(1924年開発)でしょう。総合的機能と経済性で世界一と称賛された機械で、全国、全世界に普及しました。 「臼井織布」が使っているのは、G型より古いY型。1915年の開発と言われています。ロール状の経糸を機械の縦方向にセッティングし、その間に横糸をくぐらせながら織っていきます。 1反織るのに1日かかるというスローペースです。伊勢木綿に使用する糸は、一般的なものと違って、空気を含ませとても柔らかくよっているので、このY型でないと織れないんだそう。 糸が柔らかすぎて、織っている途中でちぎれてしまうこともあるほど。そうすると機械がストップするので、職人さんたちが手作業で糸を紡ぎなおします。 ゆっくり丁寧な織り方と、職人のこまやかな手仕事が、極上の肌触りにつながっているんですね。 明治時代の設計で、当初はすべて木製でしたが、一部割れたところは鋳物に変え、大切に使い続けています。もう、部品を製造していないので、「壊れてしまったら交換できない」と言われているそう。貴重な存在です。 博物館などでも見られますが、こうして活躍する姿には、圧倒されます。    
2019.06.08
こんにちは。二十四節気「芒種」(穀物の種をまく季節)を過ぎ東海地方は梅雨入りとなりました。 雨の季節はどんなふうにお過ごしですか?家でゆっくり着物を仕立てたり・・・いやはや今時、そんな人はいませんね。笑 でも、着物を仕立ててみると、「反物」のすばらしさに気づくことができます。 「反物」って何?どうすばらしいの? 今日はその点をお伝えしますね。   「反物」とは、幅約40センチ、長さ約13メートルのロール状の布のことです。「反」というのは昔、日本でポピュラーだった数の単位で、一反の布があれば大人1人分の和服を仕立てることができます。 この1反で着物を仕立てると・・・あまり布が一切出ないんです! 裁縫をやったことがある人ならわかると思うのですが、一般的に服を作る場合は型紙を起こし、布にあてて、必要のない部分を切り落としていきます。あまり布が出ないなんて信じられないと思います。 反物から着物を作る場合は、そもそも、型紙も不要です。布を「身ごろ」「袖」「前部分」「襟」のパーツに切り分け、縫い合わせていくだけ。その切り分け方も、すべて直線切りなのでとってもシンプル。 着物は着る人に合わせて帯で長さを調節する服なので、仕立てる時にきっちりとサイズを測る必要がないんです。 ということは、多少背が高かったり低かったり、ふくよかだったりほっそりしたりしていても、同じサイズの着物を身に着けて、帯で調節すればいいんです。洋服と違って、活躍する機会もぐっと多くなると思いませんか? ごみが出ない「エコフレンドリー」、作り方もシンプル、サイズも柔軟・・・着物ってとっても機能的なんですよ。   臼井織布では、1つの織機で1つの柄を織るのに、1反分になるように糸の量を設定しています。 一反一反、色や柄の組み合わせが違うので見ていてとても楽しいです。 工房にもぜひ、遊びにきてください。        
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