三重県津市で伊勢木綿を織り続ける織屋ー臼井織布

お知らせ

2019.10.01
色糸はすべて綛染めで染めています。糸が動く状態で染料と直接接触しながら染色することにより色むらが少なく、淡い色でも濃度が濃いです。このやり方は、江戸時代から続く手法で、現在このやり方で小幅を織っているところは少なくなりました。広幅はもっと少ないです。難点は、小さなロットで染めた場合、ロットによる色あいのぶれが大きく現在はたくさんの糸を一気に染めることにより対応しています。父の代では、小さなロットで染めていたため緯糸の色むらで段ができ、いつの間にか離れていった業者さんがいました。その当時はたくさんの同業者がいて、切磋琢磨していました。父は、そういうことがありチーズ染色に少し行きかけましたが、色の冴えという点では全く納得行くものではありませんでした。どちらかというと、良いものが作りたいというよりも経営的に難しいので一時経糸に撚糸のヨコ糊、緯糸には、チーズ染色のものを使っていました。父の死後、独断と偏見ですべて綛染めに戻し自身で納得のゆく(昔祖父が現役のころの織物の風合い)採算を無視したモノづくりをしました。特に代々の言い伝えで、木綿だから値段は高くするなと言われていました。利幅を少なくして安く売った結果、物の価値を値段でしか判断できない、世の中がそのようにしか評価できないことにより自身の努力にさみしさを感じています。そんなにこだわったモノづくりなど、必要がないのかもしれません。よって今後は、必要とされているところに届くような販売にしてゆこうと考えています。晒も、綛による糸を経てに使い部分整形にこだわってゆきます。
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