伊勢木綿を織り続ける臼井織布ー伊勢木綿とは
着物はハードルが高かった。
でも木綿なら家で洗えるし、クローゼットに
1枚くらいあってもいいかなって買ってみた。
で、思い切って海辺に来たら、
気持ちのいい風がゆったり吹いて。
おなか空いたねってハンバーガーも食べちゃおう。
伊勢街道の風情が残る町を散歩しているだけで、
おしゃべりが止まらない。
とてもいい綿を使った糸で織られているから、
あんまりシワにもならないし、肌ざわりがいいのも
お気に入りポイント。
昔の人も、普段は木綿の着物を着ていたんだって。
この道も、その昔はみんな着物で歩いたのかしら。
ちょっと汗ばむくらいの時も、
ちょっと汚れそうな場所に行くのも、
着物だからって遠慮しない。
ついでに少しだけ勇気を出して、
酒蔵さんの敷居をまたぐ。
貴重なお酒の飲み比べもさせてもらえて、
ご機嫌な1日が、過ぎていく。
着物で出かけるのが、こんなに楽しいなんて。
もう、お財布とか日傘とか、扇子とか…
手にする小物も伊勢木綿でそろえたくなっちゃう。
ふんわりやさしく身にまとうだけで、
いつものお出かけがちょっとだけ特別になる。
ちょっとだけ女らしい所作になる。
気取りすぎない、私らしくいられる
伊勢木綿の着物。